「口臭恐怖症」

近年、報告されている「口臭恐怖症」は、実際に口臭がない人が「自分には口臭がある」と思い込んでしまっている症状であるようです。比較的若い年代の人々に見られる症状であるようですが、他人との会話の最中に、急に相手が顔を背けたり、鼻に手をやったなど、対話中の相手の仕草に敏感にやりすぎてしまうことで「自分には口臭があるのではないか」と勝手な思い込みがきっかけとなって発症してしまうようなのです。場合によっては歯科医院ではなく心療内科などでの診察が必要とされるケースもあるようですが、歯科医院などで口臭測定などを行い、自分には口臭がないことが認識されると勝手な思い込みから解放されるケースもあるようです。実際に口臭がある人の場合、口臭にはいくつかの原因が考えられるそうですが、何かしらの病気のサインとして口臭が発生している場合は、「病的口臭」などと呼ばれ、歯周病・虫歯・糖尿病・胃腸の病気・肝臓病・ 鼻やのどの病気などがあげられるそうです。