評判の中から真実を見抜く

歯科治療に対して無知な人々の評判というのは、時にムードに流れ、良医・名医を見失ってしまいます。しかし、評判が真髄を見抜いているという事も時にはあるでしょう。今回は、色んな人の評判から良医を探し出すコツをつかんでいきたいと思います。

例えば口コミなどで「ここの病院の先生は親切でした」或いは「不親切だった」と。気になる所ですが、単に「親切」というアバウトなものだと判別しづらいですよね。どういう親切なのかが大事になります。単なる「客のあしらい」の巧みさによるものなのか、歯への愛情から発した「患者本位」なのかを峻別したいところです。

続いて「ここの先生は厳しい」という評判。時折見かけたりするかと思うのですが、実は割と良いと思うのです。「他人の自分がこれだけ熱心になっているのに、ご本人の患者が自分の歯をちっとも大事にしてない!」良心的な歯科医的なら憤りを覚えます。患者さんを思うからこそ、熱心なら厳しくなる部分もあります。誠意をもって自分の歯を大切にしてくれる歯科医を家庭医・かかりつけ医にしたいものです。

逆に、「あっけなく抜かれた」という評判は言語道断と言っても過言ではないでしょう。「説明もなく急に治療が始まった・切られた」というのも同様。一例でもこれらの評判を聞いたら敬遠した方がよいと私は思います。説明不足か知識不足か”抜き屋”か。いずれにしてもこういった歯科医は避けたい所です。